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2006イギリス語学留学vol.1 カルチャーショックを与えられる京都案内を|MKタクシー柴田大輔

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1992年に始まり、時代に合わせて改善・強化し続けてきたMKの海外研修。
京都MKハイヤー課の柴田大輔(しばた だいすけ)社員によるレポートを紹介します。

MKの海外研修制度 

第15期となる今回は、京都MKハイヤー課の柴田大輔社員と北野巧社員らの3名がイギリスで1ヶ月間学びました。 

 

 

出発直前インタビュー

海外研修出発式 MK新聞2006年10月1日号より

海外研修出発式 MK新聞2006年10月1日号より()

小学生の頃、フェアプレーの象徴といわれたイングランドのサッカー選手、リネカー選手が好きでした。
紳士の国、伝統を重んじる国、近代をリードした大国というイメージを持っている国の本質を少しでも垣間見られたら、と思います。
このような機会をいただいたことに感謝し、元気に行って参ります。

海外研修レポート 

10月8日、1ヵ月間の英国留学を終え、無事帰国しました。
まずは、このような貴重な機会を与えていただいたことに深く感謝の意を表したいと思います。

穏やかな気候のマーゲイトで

今回の留学で私たちは、ロンドンから東へ約80㎞ほどの海辺の街、マーゲイトに滞在しました。
マーゲイトは、英国内でも特に穏やかな気候の地域です。私たちが滞在した1ヵ月間にも、最後の週を除いてはほとんど雨が降ることもなく快適に過ごすことができました。
そのような美しい土地で、平日は語学学校に通い、週末には周辺の街を訪れて見聞を広めるなど、日本で仕事をしている日々とはまた違った、充実した日々を送りました。

いろいろな言い換えを駆使して英語で伝える

学校には、英語圏以外の様々な国や地域から学生が集まっておりました。
世界中から集まった学生らとともに、英語を共通語として、それぞれの国の文化や習慣、各国の近況などについて語り合う機会を持つことができたのが、この1ヵ月間の最大の収穫であり喜びであったかもしれません。
学校で、また夜パブに集まり語り合うとき、育った環境の全く違う人たちにいかに自分の考えを理解してもらうかということは、難しいながらも意義ある作業でした。
ことに、お互いが母国語ではない英語を使うということで、誤解されることもしばしばあり、自分の語彙の貧弱さを痛感させられたものでした。
このような時、日本人同士なら英語がつたなくても意図はある程度察せられるものなのですが…。
しかし、一つの事例についていくつかの方法で言い換えてみて、相手の立場で考えて説明するということは、外国のお客様に対してなじみの薄い日本の文化を伝えようとする時にも活かされるのではないかと思います。

毎晩夕食後にはゆっくりと会話

初めの2週間、私はクラスメイトでもあるロシア人の青年とともにステイしていました。
年齢もほぼ同じということもあり、家に帰ってからも、学校の授業で話題に上った事柄などについて話し合ったものでした。
疑問点はホストマザーに尋ねて確認することもでき、そこから話題が広がっていくこともありました。
夕食後に家庭でゆっくりと会話をするということも、思えば久々のことでありました。
たった2週間一緒に過ごしただけでかなり長く暮らしていたように感じたのは、このようなゆっくりとした時間があったからなのではないかと思います。

MK新聞2006年10月1日号より

MK新聞2006年10月1日号より(左が柴田社員)

日本とは異なる価値観を体感する

イギリスの人たちは家族で過ごす時間をとても大切にしているように思いました。
日曜日には多くの店が閉まっており、24時間開いているコンビニといったものもありません。
当初は不便なのではないかとも思いましたが、かえってこういった店が必要不可欠となってしまった日本の生活は、あまりにも個人主体になり過ぎているのかもしれません。
日本の生活は、メンテナンスフリーが当たり前で、すぐに新しい物に買い換えてしいます。一方、自分の手で修理することをむしろ楽しんでいるのがイギリスの生活なのではないかと思いました
もちろん、どちらが正しいと言い切れるものではありません。
私たちの仕事は、いかにお客様の手をわずらわせることなく快適さを提供できるかというところにあるとも思っています。
しかし、このような価値観で生活している人々がやはり私たちのお客様であることも確かなのです

カルチャーショックを与えられる京都案内を目指す

今、京都を訪れる観光客の方々の求めるものとは、住むには決して快適とは言えない土地柄を生活の知恵と工夫で洗練させてきた先人たちの遺した遺産や文化を肌で感じるということなのではないかと思います。
そして、遺産や文化を美しいと感じられる普遍性があるからこそ、今日も多くの方々が京都を訪れて下さっているのだと思います。
イギリスの生活をほんの少しとはいえ体験できた時、私は現代日本の便利さを追求する生活の優れた点だけでなく、その問題点もまた思い知りました。
おそらく、国内にいるだけでは気付かない点に、他の文化に触れた時に気付くことができたのではないかと思います。
私は、京都をはじめとした地域で日本の文化を紹介することのできる立場にあります。
外国の方はもちろん、日本のお客様に対しても、京都に残る日本文化を紹介し、良い意味でのカルチャーショックを感じていただけるような案内ができるようになりたいと思いました。

1人の旅行者の立場に立ってカルチャーショックを受けた経験は、今後の仕事に大いに影響を与えていくのではないかと思います。
ありがとうございました。

おわりに

MKでは、外国語で観光案内をできるドライバーを養成するため、1992年から海外留学制度を開始しました。
営業所でもネイティブ講師によるサロン型の勉強会を毎月数回開催しています。

充実した研修制度によって育成したESD(Englishi Speaking Driver)は、海外からのVIPの対応や国際会議の送迎など豊かな経験を積んでいます。

海外からの大切なお客様の対応の際は一度MK観光タクシーにご相談ください!

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第15期の海外研修レポート 

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