「ボウリングでストライクを取るための3つのコツ」by MKボウル上賀茂・石橋孝プロ
プロボウラー石橋孝のボウリングコラム②。
ボウリングでストライクを取るのは楽しいものです。実は、ボウリングでストライクを取るコツは、3つだけです。
ボウリングコラム第2回はさらに進み、より実戦的なコツのお話です。
誰でもできる、ボウリングでストライクを取るための3つのコツをMKボウル上賀茂所属のプロボウラー石橋孝がお教えします!
- ステップ1 自分に合うボールを選ぼう
- ステップ2 正しい立ち位置に立とう
- ステップ3 レーン上のマーク(スパット)を目標に投げよう
- おわりに
- MKボウル上賀茂の情報
- MKボウル上賀茂・石橋孝プロのボウリングコラム
- 石橋孝プロについて
- プロスクール・レッスン
- 連絡先
みなさんこんにちは、MKボウル上賀茂所属のプロボウラーの石橋孝です。
1回目は「『なんと競技人口1500万人!?ボウリング人気の秘密とは』」by MKボウル上賀茂・石橋孝プロ」として、ボウリングについて簡単にお伝えしました。
へぇ~と思われた方も多いのではないでしょうか?
2回目は、いよいよ実践編として、ボウリングでストライクを取るための3つのコツについてお話しします。
ステップ1 自分に合うボールを選ぼう
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
ボウリングでストライクを取るために必要なコツの最初は、ボールの選び方のコツです。
ボウリング場には、みなさんが自由に使うことのできるボールが用意されていますね。
自分専用のマイボールに対して、「ハウスボール」と言います。
ではストライクを狙うみなさんは、どのような基準でハウスボールを選んでいますか?
ボウリングでストライクを取るコツとして
- 「どのボールをを選べばいいの?」
- 「ボールの重さが違ったら何が変わるの?」
- 「ボールをどう持つのが正解なの?」
- 「ボールをどう構えたらいいの?」
という疑問をお持ちではないでしょうか?
プロボウラーの石橋孝が正しいコツをお答えします。
ハウスボールは親指穴で選ぶ
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
ボウリングのボールを選ぶとき、みなさん重さだけ見て選んでいませんか?
実はボールを選ぶときに最も重要なコツは、ボールの重さではなく「親指穴の大きさ」なんです!
それがボウリングでストライクを取るためのコツの第一歩です。
まずボールに親指を根元まで入れてみます。軽く親指が回るくらいの穴の大きさのボールを見つけるのがストライクを取るコツです。
ボールの穴がブカブカだと投げる時に余計な握力が必要になります。きつくて抜けないのは論外です。
ハウスボールには、同じ重さでもいろんなタイプの穴が揃っています。ゆっくり探せば、きっとあなたに合うボールも見つかるはずです。
使いたいボールが使用中だったりで、どうしてもちょうど良いボールが見つからない場合は、1つ重いボールか1つ軽いボールで探してみるのがコツです。
合わないボールを無理に使うと、ストライクが取れないだけでなく、ケガの危険性もあります。
親指穴の大きさを基準に、ボールを選びましょう。
ボールの選び方をおろそかにしないのがまずひとつめのコツです。
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
男性は12~14ポンド、女性9~11ポンドが標準
ボールを選ぶコツとして、穴の形状に次いで重要なのが、重さです。
簡単にいうと、軽いボールはコントロールはしやすいがピンが倒れにくく、重いボールはピンは倒れやすいがコントロールが難しい、という違いがあります。
一般には、男性だと12~14ポンド、女性だと9~11ポンドくらいがストライクを取るのに適当とされています。
ちなみに1ポンドは約450グラムです。
なので、10ポンドは約4.5キログラム、14ポンドは約6.3キログラムになります。
結構重たいですね。
重すぎるボールは指や肘、肩、腰などに大きな負担がかかり、ケガの原因にもなりかねません。
かといって、軽すぎるボールもまたケガの原因になります。
先ほど挙げたとおり、ボールにはいちおう標準的な重さはありますが、人によってピッタリくるボールの重さはまちまちです。
ゲームを進めるうちに、自分に適当な重さのボールの選び方のコツがわかってくるでしょう。
ボウリングの基本は「構え」
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
自分にぴったりのハウスボールを見つけたら、次はボールへの指の入れ方です。
中指・薬指を先に入れ、最後に親指をぐっと入れてから構えてるのがストライクを取るためのコツです。
ボウリングのボールは重いですよね?
両手でしっかり持ってボールを構えてください。
ボールを構えたときは、右利きの方だと右肩の前あたりにボールが来るようにするのがコツです。
これらのコツは、最近若い世代で流行している、親指を入れないタイプの構えでも重要です。
絶対にやってはならないのは、アイスクリームや飲み物、携帯などを片手に持ちながらボールを持つことです。
本当に危険なので、絶対にやってはなりません。
何よりみなさん自身がボウリングでケガをしないためです。ボウリングを楽しむためには、必ず守ってください。
ステップ2 正しい立ち位置に立とう
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
自分にあったボールを見つけて、正しく構えることができるようになったら、次はストライクを取るための正しい立ち位置の選び方のコツです。
ボウリングでストライクを取るために「どこに立てばいいの?」という疑問にお答えします。
黒丸マークで立ち位置を決める
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
アプローチ(ボウリングレーン前の板になっている部分のことです)に上がったら、黒丸マーク(ドット)を見つけてください。
ストライクを狙う一投目の立ち位置は、原則として同じところになります。
利き腕側の足を真ん中のドットにセットします。
前回記事に説明した三角マーク(スパット)を狙って投げるのが、ボウリングでストライクを取るためのコツです。
ステップ3 レーン上のマーク(スパット)を目標に投げよう
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
正しい立ち位置でボールを構えることができたら、いよいよ次は肝心のボールの投げ方のコツです。
実は、ボウリングはピンを狙って投げるものではないということを知っていますか?
ボウリングでストライクを取るために「どこを狙って投げるのか?」「残ったピンを倒すには?」という疑問にお答えします。
スパットのどこを狙うか?
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
投球するとき、右投げの方はレーンの右から3つめと4つめのスパット(三角マーク)の間を通すように狙うのが、ボウリングでストライクを取るためのコツです。
ボールに親指を入れず、回転をかける投げ方をされる場合は、右から2つめのスパットでOKです。
そのスパットを狙って投げると、それだけでまっすぐ1番手前のピンにボールが向かって行ったでしょ?
ボールが手前のピンに行かない場合は、まだピン自体を狙いすぎている可能性があります。
あまりピンを意識せず、素直にスパットだけを狙って投げてみるのがストライクを取るコツです。
「近くの目標に正確に投げる」
近くのスパットを狙って投げるのが、ストライクを取るための「はじめの一歩」です!
この基本的なコツはプロボウラーでも変わりません。
どんな状況でも基本どおりできるようにコツをマスターできれば、あなたもプロボウラーになれるかもしれませんね。
スペアを狙うときは?
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
次に、一投目でピンが全部倒れなかったときの、スペアの取り方のコツです。
スペアをうまく取れるかどうかで、ボウリングのスコアは全然違ってきます。
一投目がガーターだったり、ちょっとしか倒せなかったときは、二投目も一投目と同じ位置から同じスパットを狙って投げるのがコツです。
しかし、それ以外の場合、スペアを取るためには一投目とは違ったコツが必要になります。
まずは立ち位置を変えよう
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
一投目に端っこのピンだけ残ってしまったときは、残ったピンの対角線側からナナメにボールを投げるのがコツです。
左端のドット(黒丸マーク)に立ち、右から3つめと4つめのスパット(三角マーク)の間を通すように投げるのが、スペアを取るためのコツです。
右端のドットに合わせて立ち、同じく右から3つめと4つめのスパット(三角マーク)の間を通すように投げるのがコツです。
目標ピンを変えるときは、自分自身の立ち位置を変えて調整するのが、ボウリング上達のコツです。
狙うスパットは変えない
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
大事なのは、どこにピンが残っていても、狙うスパットはストライクを取るときと同じです。
こちらも邪心は禁物!
遠くのピン自体を狙いすぎて、力が入りすぎないように気を付けるのがコツです。
近くのスパットをよく見て狙いましょう。
この基本はプロボウラーも同じです。
プロボウラーも、その日の調子とレーンコンディションを見極め、立ち位置を微妙に調整しながら投球しています。
MKボウル上賀茂で毎年9月に開催されるMKチャリティカップでは、多くの第一線で活躍するプロボウラーのプレーを間近で見ることができます。
プロボウラーがどうやって立ち位置を調整しているのか、是非見に来てください。
おわりに
石橋孝プロ(MKボウル上賀茂)
ボウリングは「自分にあったボールを選ぶ」「正しい位置に立つ」「ピンではなくレーン手前のスパットを狙う」の3つコツを意識してプレーするだけで、次第に自分で狙ってストライクやスペアが取れるようになります。
将来マイボールを持ち、次のステップへと進んだときにも、この3つのコツを身に着けていれば、ボウリングの上達は早まります。
左右両隣のレーンで投球動作に入っている方がいれば、投げ終わりを待ってあげてから投げ始めるすると、さらにスマートでかっこいいです。
コツを習得し、ストライクやスペアを連発してスコアが取れるようになると、きっともっとボウリングがおもしろくなりますよ!
それではMKボウル上賀茂でお会いしましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
MKボウル上賀茂の情報
営業時間 | 月~土 10:00~23:00 日・祝日 10:00~22:00 (翌日が休日の場合は23:00まで営業) ※GW、お盆、年末年始期間中は一部変更となります |
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レギュラーレーン 42レーン VIPレーン 6レーン |
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TEL | 075-701-2131 |
住所 | 京都市北区上賀茂西河原町1-1 |
アクセス | 市バス「西賀茂車庫前」より徒歩10分 |
2020年9月時点
MKボウル上賀茂・石橋孝プロのボウリングコラム
石橋孝プロについて
プロフィール
- 1970年2月22日生まれ
- MKボウル上賀茂所属
- ライセンスNo. 1038
- プロ入り 2003年42期
- 出身地 京都府
主な戦歴
- 京都産業大学ボウリング部時代
・世界ユース選手権 4位
・全日本大学選手権 優勝3回
・全日本大学個人選手権 優勝 - アマチュア時代
・NHK杯全日本選抜選手権 優勝2回/準優勝1回
・全日本ナショナルメンバー - 獲得タイトル
・全日本ミックスダブルス・下関オープン 準優勝
・JPBAシーズントライアル 優勝2回
主な資格
- USBCインターナショナルコーチ資格保持
- 日本スポーツ協会公認コーチ資格
- 公認C級インストラクター資格
- 公認ドリラーNo.126
- 2019JPBAトーナメントプロ
プロスクール・レッスン
MKボウル上賀茂所属・石橋孝プロによるボウリングスクールを実施しています。
ジュニアからシニアまで、初心者から上級者まで、レベルに応じてきめ細やかな指導が受けられます。
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連絡先
MKボウル上賀茂:075-701-2131