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期待の注目選手!スケートボード・岡本碧優(みすぐ)選手インタビュー

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近年新しい競技として注目を集めるスケートボード。
日本には世界で活躍するトッププレーヤーがたくさんいるのをご存知ですか?
なかなか公式試合を見る機会の少ないスケートボードですが、世界では日本の若手スケーターたちがパーク・ストリートの2種目両方で本場アメリカを驚かせるような大活躍をしているんです!

今回は弱冠15歳にして世界に挑戦するスケートボードのパーク期待のスケーター、岡本碧優(みすぐ)選手に話を聞きました。

 

岡本碧優(みすぐ)選手へのインタビューは2021年4月1日に開催されたMKグループ合同入社式にて行いました。

 

岡本碧優選手のプロフィール

岡本碧優選手

岡本碧優選手

岡本 碧優(おかもと みすぐ)選手

MKグループ所属のスケートボード・パーク種目の選手。
2006年6月22日生まれの15歳。8歳からスケートボードをはじめる。
2019年はデュー・ツアー(アメリカ)、Xゲーム、国際オープン(中国)、世界選手権、アジア地区選手権、STUオープンなど様々な大会で優勝を収める。
世界ランキング1位の、日本のスケートボード界期待の新鋭。
現在は親元を離れ、コーチの家に下宿して日々練習に打ち込む。 

 

岡本碧優選手インタビュー

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MKタクシー本社にて

広報担当
MKグループの2021年度入社式にお越しいただきありがとうございました。

岡本碧優
所属企業の入社式に参加するのは今回が初めてなのでとても緊張しました。
新入社員の方はとても自信を持っているように見えて、とてもかっこよかったです。

 

スケートボードと岡本碧優選手

エアーを決める岡本碧優選手

エアーを決める岡本碧優選手

広報担当
早速、岡本碧優選手についてお伺いしたいのですが、まずはスケートボードのパークとはどのような競技か教えてください。 

岡本碧優
制限時間内にすり鉢状のボウルを自由に滑って、ジャンプや回転などの技を競います。
パークは駆け抜けるスピードやエアー*1の高さが魅力の迫力ある競技です。 

広報担当
見ているだけでワクワクしそうなかっこいい競技ですね!
岡本碧優選手がスケートボードをはじめたきっかけはなんですか? 

岡本碧優
スケートボードとはもともと私の兄がやっていたこともあって出会いました。
練習を見学しているととても楽しそうで、実際に私もやってみるとどんどん夢中になっていきました。
今は笹岡拳道(けんと)プロが教えるスクールのHi-5スケートパーク(ハイファイブスケートパーク)に通ってるのですが、最初は月に二回とか週末だけの練習だったのがだんだん物足りなくなってきて。
どんどん練習が増えていって、今はコーチの家に住まわせてもらってます。 

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MKボウル上賀茂にて


広報担当
親元を離れて下宿することに、周りからの反対はありませんでしたか? 

岡本碧優
コーチからは小学校を卒業するまでに540(ファイブフォーティー)*2が乗れたらという条件が出されました。
中学進学のこともあるから、小学校卒業直前の冬からお試しで住み込みをさせてもらって、3月までに540(ファイブフォーティー)ができなければそこで終わり。
それからは乗れるように猛練習して、本格的に住み込みでの練習がはじまって今に至ります。
両親は「碧優は言い出したら聞かないから」って許してくれました。 

広報担当
8歳からスケートボードをはじめてから、既にたくさんの大会で活躍されてるんですね! 

岡本碧優
拳道プロの教え方がとても分かりやすくて、人によってやる気を出す教え方をしてくれるんです。
私の場合は「まだこの技誰もやってないよ」って言われるとやる気が出るタイプ。
それで片手で逆立つ技とかできるようになりました。 

 

空白の2020年

岡本碧優選手

岡本碧優選手

広報担当
2020年はコロナ禍で大会が中止になったり、パークが使えなかったり、岡本碧優選手にとって体験したことのない年だったのではないでしょうか。 

岡本碧優
出場するはずだった大会がたくさん中止になって、身近な目標がなくなってしまったこともあり、特にモチベーションの維持が難しかったです。
実は競技としてスケートボードを続けるか迷ってしまうくらい落ち込んだ時期もあります。
でも一緒に練習している笹岡建介プロのスケートボードへの姿勢や、コーチの励ましの言葉を受けて、もう一度モチベーションを上げていくことができました。 

広報担当
2021年は大会も無事開催される予定なのだとか。楽しみなことはありますか? 

岡本碧優
2020年はコロナ禍でたくさんの大会が中止になってしまって、いつも競い合っている友人と顔を合わせる機会もありませんでした。
今年は久しぶりにみんなと大会で会えるのが楽しみです。 

広報担当
大会がない間は練習に打ち込まれたかと思いますが、新たに習得した技はありますか? 

岡本碧優
少し細かいところですが、持ち技の540(ファイブフォーティー)の際のグラブ*3の位置を変えてみました。 

 

憧れのスケートボード選手は?

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左:笹岡建介選手 右:岡本碧優選手とMKタクシー

広報担当
憧れていたり、目標にしているスケートボード選手はいますか? 

岡本碧優
普段一緒に練習している笹岡建介プロです。
建介プロがすごいのは、初めて行くパークでもすぐに滑れるところ。
パーク競技の大会は元々ある施設でやったり、特設で作ったパークでやったり色々なんですけど、建介プロはすぐに慣れて色々難易度が高い技をやってます。
世界的にもスピードが速くて、エアーもとても高くて憧れます。
スケートボードのプロになるには、パーク選手でもストリートができなきゃだめなんですけど、建介プロはストリートも上手いです。 

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MKタクシーで撮影中の岡本碧優選手(上二枚)

広報担当
岡本碧優選手自身の強みは何ですか?注目ポイントを教えてください! 

岡本碧優
私は特に跳ぶのが得意です。
試合ではぜひエアーの高さに注目してみてください。 

広報担当
ありがとうございました。
最後に、これからスケートボードをはじめる子どもたちへのメッセージをお願いします! 

岡本碧優
スケートボードははじめる時や新しい技に挑戦する時は少し怖いかもしれません。
でもたくさん練習して乗れたときはとても楽しいです。
私自身とても怖がりなのですが、私もその気持ちを克服できるようがんばっていきます。
いっしょにがんばりましょう! 

 

おわりに

MKグループは笹岡建介選手・岡本碧優選手とアスリート所属契約を結んでいます。

MKグループの中核であるエムケイ株式会社は2020年に創立60周年を迎えました。
タクシー事業をはじめ、MKグループではガソリンスタンド事業、ボウリング場などのアミューズメント事業、観光バス事業など様々な事業を展開していますが、インバウンド需要の隆盛、ライドシェアサービスの台頭や自動車の自動運転など、社会を取り巻く環境は急激に変化をしています。
人間にたとえれば60歳という還暦を迎え、いま一度「イチからのスタート」という原点に立ち還り、日本を代表するおもてなし企業として世界に向けて新たな挑戦を続けてまいる所存です。

2020年1月28日 MKタクシー新制服発表会
2020年1月28日 MKタクシー新制服発表会
2020年1月28日 MKタクシー新制服発表会に駆けつけた岡本碧優選手

そして―
時を合わせるようにアメリカで発祥し近年新しい競技として注目を集めるスケートボードで、世界のトッププレーヤー達と互角に競い合う二人の若者、笹岡建介、岡本碧優両選手の真面目でひたむきに取り組む姿に弊社と重なるものがあると考え、両選手とアスリート所属契約を締結し、その挑戦を応援してまいります。
(MKタクシー アスリート支援ページより抜粋)

 

2019年11月20日付けプレスリリース「スケートボード笹岡建介選手、岡本碧優選手とアスリート所属契約を締結」
https://www.mk-group.co.jp/about/images/release/191120skateboard.pdf

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岡本碧優選手と青木信明社長(MKタクシー)

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2020年1月28日 MKタクシー新制服発表会に駆けつけた岡本碧優選手

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2021年4月1日 MKグループ合同入社式であいさつする岡本碧優選手

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スケートボードのパークとストリート  

スケートボードには、いくつかの種目がありますが、中でも人気が高いのがパークとストリートです。
パークは、お椀型の複雑な窪みをいくつも組み合わせたコースで技を披露します。スノーボードのハーフパイプと同様に、空中へ飛び出すときに繰り出すエア・トリックが中心となります。
持ち時間である45秒間を自由に使って滑ります。
1人で3回のチャンスがあり、最高得点が競われます。

ストリートは、街中を模したコース上に設けられた階段や手すり、縁石などのセクションという障害物を利用して技を披露します。
持ち時間45秒を自由に滑るランと、1つの障害物を使って一発の技を披露するベストトリックの2形式があります。
ラン2回、ベストトリック5回の計7回チャンスがあり、高得点の4回分の合計点が競われます。

岡本碧優選手は、スケートボードのパークの選手です。

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*1:空中に飛びだして行う技

*2:空中で一回転半して着地する大技

*3:スケートボードを手で掴むテクニック